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Zoomを使ってのオンライン図解塾講座を行っています。受講はリターンのいくつかでお申し込みできますが、通常は、以下のnoteマガジン「久恒啓一の図解塾」(月額1万円)の会員登録をすると、久恒啓一の各種コンテンツの閲覧の他に、図解塾の購読権もあります。
梅棹忠夫・国立民族学博物館初代館長の名著『知的生産の技術』(岩波新書)の延長線上に、私がビジネス界から学界に招いた久恒啓一君が30年来進めてきた「図解革命」が進行中です。その集大成である『図解コミュニケーション全集』が完成すれば、「図解革命」の経典となるでしょう。
〇図解コミュニケーション」について
「文章地獄と箇条書き信仰」に侵されたあらゆる組織の現場では誤解と曲解が入り混じったコミュケーション不全の状態にあります。
書き手・読み手双方ともにごまかしのきく文章と、大小・重なり・関係の不明な箇条書きによるコミュニケーションスタイルには限界があります。私はコミュニケーションロスによって3割ほどの生産性を犠牲にしているのではないかと考えています。
それを「全体の構造と部分同士の関係」をあらわすことができる「図解」を使ったコミュニケーションで打破しようとするのは一種の革命です。コミュニケーション革命です。
あらゆる組織に必要な「経営」(マネジメント)にはインフラと情報が必要であり、それは道路と車の関係です。上下左右の高速道路の整備と走る車の性能の向上が組織運営のカギとなります。文章コミュニケーションは上司という信号機の妨害があり、時速30キロ経営となっています。図解コミュニケーションはいわばETCを装備して走るのと同じですから時速100キロ経営が可能になります。
たとえば、教育分野の国語算数理科社会英語という主要5科目も、図解コミュニケーションによって一変します。読解力と作文力で構成される国語には図解が有効であり、数学の文章問題などは図を描いて解くでしょう。理科は図と式で構成されており、因果関係を主とする社会は図で説明することによって理解の視界が開けます。
そして英語も、英作文に悩むことなく、図の中のキーワードを外国語に変換するだけで世界の人たちが分かり合えるのです。
また、ビジネス現場でもプレゼンテーションや企画には図解は欠かせません。
従来のコミュニケーションの基本ソフトは文章でした。ここに新しい基本ソフトとして図解コミュニケーションを用いることによって、アプリケーションとしての様々な分野に革命が起こるはずです。図解は新しいOSです。
1990年の最初の単行本の刊行以来、30年の間に、さまざまの分野に首をつっこみ、メディア界からの注文を必死でこなしているうちに、気がつくと「図解コミュニケーション」の世界は自然に体系化されてきました。
そして100冊近い著書も現在では手に入りにくくなっており、いっそ「全集」を刊行して、いつでも手に入るようにしようと決意するにいたりました。、第1巻「原論編」に続き、第2巻「技術編」の刊行に挑戦することにいたしました。賛同される方は協力をお願いしたいと想います。
〇「図解コミュニケーション全集」第2巻「技術編」に収録する書籍の内容。
1997年発行の『図解の技術・表現の技術』(ダイヤモンド社)は、1990年の処女作『コミュニケーションのための図解の技術』から6年以上経って現実のビジネスや生活の場面での活用や応用を通じて深まってきた考え方の提示と同時に、図解が描けるようになる「技術」、特に「表現の技術」を中心とした本です。
2002年12月発行の『図で考える人の図解表現の技術』(日本経済新聞社)は、2002年5月の『図で考える人は仕事ができる』の続編で、私の主宰した「図解塾」の講義や実習を題材としており、図解表現と図解思考の基礎的なトレーニング編の位置づけとなった本です。
2003年発行の『図で考える人は仕事ができるーー実戦編』(日本経済新聞社)は、日経の『図で考える人は仕事ができる』の実践編として、いろいろな仕事やさまざまな場面での図の描き方・使い方を紹介し、実際の仕事で応用できるようになることを企図してまとめた本です。
2009年発行の『スッキリ考え、1秒で説得 図解の極意』(アスキー)は、図を描くという目的を達成しようとする過程でパワーポイントなどのソフトウェアの技術を身につけることをめざした技術書です。
2012年発行の『図で考える技術が身につくトレーニング30』(ユーキャン)は、図解思考は理解した、図解の技術も体得した、どのような分野で活用できるかもわかった。そのうえで、図で考えるトレーニングをしたいという読者の要望に応えて編んだ本です。ビジネスマンの悩みや新聞記事などを材料に、図を描きながら問題を解決していくプ
ロセスを体感できる本です。
以上、5冊の書籍を収録します。
参考。
久恒啓一「図解コミュニケーション全集」全10巻。
第一巻 内容 原論編 「図解コミュニケーション原論」2020年8月刊行済み。
第二巻 内容 技術編 「図解コミュニケーションの技術」2020年2月刊行予定。
第三巻 内容 実践編 「よむ・考える・かく」
第四巻 内容 展開編1「ワークデザイン(仕事論)」
第五巻 内容 展開編2「キャリアデザイン(キャリア戦略)」
第六巻 内容 展開編3「ライフデザイン(人生戦略)」
第七巻 内容 応用編1「世界の名著」
第八巻 内容 応用編2「ビジネス理論」
第九巻 内容 応用編3「日本探検」
第十巻 内容 応用編4「ウェブ時代をゆく」
久恒啓一プロフィール
九州大学法学部卒業。1973年、日本航空入社。広報課長、サービス委員会事務局次長を経て早期退職し、1997年、新設の宮城大学教授(事業構想学部)に就任。以後、活発な著作活動を展開。ベストセラーとなった「図で考える人は仕事ができる」(日経)など著書多数。
2008年4月より、多摩大学教授。宮城大学名誉教授。中国・吉林大学客員教授。多摩大学総合研究所所長。2012年より多摩大学経営情報学部学部長。2015年より多摩大学副学長。2019年より多摩大学特任教授。