来年春の公開を目指して進行中の「オチビサン」のストップモーションアニメのプロジェクト。面白さ優先でつっぱしった結果、当初予算をはるかに越えてしまいました。 でも実現させたい!!という思いがあり、クラウドファンディングで、皆さんから少しずつご支援(お金)を インターネットを通じて 募らせていただけたらと思っております。
「お返し」は、実際に撮影で使われる、団扇や湯のみなど。 それぞれがこの世に一点しかないもので、通常であれば関係者にしかお渡ししないものです。 プロジェクトを成功させて、この世に一つしかない 団扇・湯のみをぜひ手にしてください!!
こんにちは、PARTYというラボでクリエイティブ・ディレクターをしている川村真司と申します。僕は現在、ニューヨークを拠点に、さまざまな映像やインタラクティブ作品の制作をしています。今回、“オチビサン”を通じて、安野モヨコさんと初コラボをすることになりました!元々安野作品のファンだったので、僕自身とてもワクワクしています。安野さんは、漫画(紙の上)で作品を創り出す人、一方、僕は主に映像(画面上)で作品を創ります。畑の違う2人がコラボすることでどんな化学反応が生まれるかがすごく楽しみです。
話の発端は、今秋、東京国際映画祭にて発表された「日本アニメ(ーター)見本市」でした。これは、庵野秀明さん(これまた僕が大ファンである「新世紀エヴァンゲリオン」をはじめとした作品を生み出し続けている映像監督)のスタジオ・カラーとドワンゴの共同プロジェクト。さまざまな監督を起用して、1話4分半~6分の短いアニメーション作品を多数制作し、それをWEB上で順に公開していくという壮大なプロジェクトです。このプロジェクトには名だたるアニメーターの方々がオリジナル作品をつくって発表します。
庵野秀明さんがオチビサンを大好きで、コルクの佐渡島さんに、ゲスト枠でオチビサンの映像を制作してみないかと提案があったそうで、佐渡島さんから、その監督としてのオファーをもらったのです。
原作のある作品、かつストーリーをもった映像というものをあまり制作したことがないので、自分にとっても新しいチャレンジでドキドキしています。せっかく純粋なアニメーターではない僕を起用していただいているので、「オチビサン」の世界観は守りつつも、僕なりの解釈を加えて単純なアニメーション化ではない映像を作りたいなと考えました。そこで安野さんに提案したのが「風物詩アニメーション」という手法です。漫画では毎回日本の四季の美しさを切り取っているので、そのテーマを映像的に拡張して、春・夏・秋・冬それぞれを代表するような季節の風物詩を使ってコマ撮アニメーションを作りたいと考えました。
春は花見とお弁当なので、お弁当の具がオチビサンとなってアニメーションします。夏は団扇に描かれたオチビサン、秋は落ち葉でできたオチビサン、冬は湯のみに描かれたオチビサンに命が吹き込まれます。安野さんと佐渡島さんにお話したらすぐに気に入っていただき、このテクニックでの映像制作に挑みます。
春
夏
秋
冬
この映像企画を実現するために、素晴らしい制作チームが集まってくれました。僕のコンテをもとに、アニメーションは庵野秀明さん率いるカラーのチームが作成し、それをコマ撮りに変換して撮影するのをNHK「どーもくん」の制作をされているコマ撮りプロフェッショナル集団のドワーフが担当してくれます。そして制作プロデュースには前回同じくGREEN FUNDINGに協力してもらったSOUR “Life is Music”のプロデューサーでもある相原幸絵プロデューサー率いる太陽企画チームにお願いしています。
“オチビサン”とは、どこか懐かしい日本の風景と、その中で描かれる四季折々の美しさ、そして愛らしいキャラクターたちの織りなす丁寧でユーモラスな暮らしぶりが、柔らかな色彩で描かれるフルカラー漫画です。僕はいまニューヨークを拠点に制作活動をしているのですが、疲れた時とかに読んで、ちょっと日本を思い出したりして癒されていますw
「オチビサン」試し読み
オチビサン (1)を読む
クラウドファンディングは過去にも何度か別のプロジェクトでも活用させていただいてます。そして毎回感じることは、クラウドファンディングのメリットはお金が集まること以上に、制作者と作品を期待して待ってくれているファンとの間につながりを作れること。特に今回は佐渡島さん安野さんをはじめ、いろいろな方々との出会いとコラボレーションによって生まれた企画なので、その輪をもっと多くの人にも広げて、一緒に作っていけたら素敵だろうなと思い、以前、SOUR “Life is Music” もお世話になったGREEN FUNDINGの沼田さんに相談をしました。なるべく多くの皆様にご協力・ご声援をいただいて、長く大変なコマ撮り制作をくじけずに乗り越えられたらと思っています。
今回皆様からご支援いただけたお金は、コマ撮り制作費として活用することを予定しています。春夏秋冬のオムニバス作品となる今回の映像は、各季節ごとにまったく違った物体でコマ撮りをしていきます。そのためにオチビサンや背景の素材を、本当に大量に作らなくてはいけません。例えば夏のアイディアで1分間の映像を作るために、全て絵柄の違う団扇を700枚以上用意しなければなりません。 映像的には一瞬ですが、一枚一枚を作っていきそしてそれをさらに撮影するのはとても長い時間とコストがかかってしまうので、それを皆様からのご支援でまかなえたらと考えています。
最初に川村さんの作品を見た時に、こんなスタイリッシュでかっこいい映像を作る人が、オチビサンをテーマにしたら、どんな映像になるのかなと思いました。かっこいいオチビサンになるのかな?今までとぜんぜん違うアプローチの作品になると思うとすごく楽しみで、実際にアイデアをもらってみると多様で、どれも面白そうでした。オチビサンの設定をなぞりつつ、新しい世界を生み出せるよう一緒にがんばります。できあがりが楽しみです!
川村真司さんと仕事をするのは、今回が2回目です。川村さんの作品は、オリジナリティがあるだけでなく、作品への理解度、愛が深く、その映像の魅力で、原作の輝きをさらに増してきます。川村さんのアイディアには、いつも驚かされます。どれもこれも、すごーく大変なものばかり。面白くて、見たいのだけど、本当にできるの?こんなに無理をして、体は大丈夫?と聞きたくなるものばかり。今回のアイディアは、本当に大変で、たくさんの団扇や湯のみを、この映像のためだけに作ることになりました。映像で使ったあと、それをファンの方々に渡せす方法はないだろうかと考えて、川村さんがクラウドファンディングを企画してくれました。ぜひ、皆さんも一緒にこの企画に参加してください!!
¥500
・お礼のメッセージ
¥2,000
¥500プランに加えて
・劇中で使用した美術の湯呑み+携帯待ち受けをプレゼント
※湯吞みは撮影用に加工されており、水を使用すると絵柄が剥がれてしまいますので、あくまで観賞用としてお楽しみください。
(数百種類あるコマの中からランダムにセレクトしてお届けいたします)
・電子書籍「オチビサン」1巻の電子書籍プレゼント(安野モヨコ公式サイトで閲覧可能)
¥5,000
¥2,000プランに加えて
・漫画「オチビサン」7巻(11月20日発売)をプレゼント
・劇中で使用した美術のうちわをプレゼント
(数百種類あるコマの中からランダムにセレクトしてお届けいたします)
¥10,000
¥2,000プランに加えて
・劇中で使用した美術のうちわをプレゼント
(数百種類あるコマの中からランダムにセレクトしてお届けいたします)
・オチビサンの「笑う手伝いはできても流したなみだを消すことはできないんだ 気持ちが安らぐオチビサンの言葉」(11月20日発売)プレゼント
・漫画「オチビサン」の7巻(11月中20日発売)をプレゼント ※安野モヨコサイン入り
・サイトにてお名前をクレジット
¥20,000
¥10,000プランに加えて
・川村真司 × 佐渡島庸平の、制作裏話トークイベントご招待
¥30,000
¥20,000プランに加えて
・安野モヨコ × 川村真司の初コラボ記念トークイベントご招待
・川村真司の手描きコンテ(複製・出力したもの)プレゼント
¥50,000(※限定15名)
¥30,000プランに加えて
・トークイベントの打ち上げにご招待(注:安野モヨコは参加いたしません)
・撮影現場 見学権
¥100,000 (※限定10名)
¥50,000プランに加えて
・複製原画(安野モヨコサイン・シリアルナンバー入)プレゼント
・まめつぶ屋 福袋
¥300,000 (※限定各1名ずつ)
¥100,000プランに加えて
造形師による一体仕上げの限定フィギュア(※手作業が入りますので、ご購入確定からおよそ1ヶ月お待ちいただきます)
・オチビサンフィギュア(限定1名)
・ナゼニフィギュア(限定1名)
・パンくいフィギュア(限定1名)
・ジャックフィギュア(限定1名)
※左から、ナゼニ、パンくい、オチビサン、ジャック
■■■プロフィール■■■
|川村真司|Masashi Kawamura|
1979年東京生まれ、サンフランシスコ育ち。
博報堂、BBH Japan、180 Amsterdam、BBH New York、Wieden & Kennedy New Yorkといった広告代理店を経て、現在東京とニューヨークを拠点とするクリエイティブ・ラボPARTYを設立し、クリエイティブディレクターとして在籍。ToyotaやGoogleといったブランドのグローバルキャンペーンを手がけつつ、「Rainbow in your hand」のようなプロダクト・デザイン、SOUR「日々の音色」や androp「Bright Siren」ミュージックビデオのディレクションなど活動は多岐に渡る。主な受賞歴に、カンヌ国際広告祭、文化庁メディア芸術祭、アヌシー国際アニメーションフェスティバル、NY ADC、One Show、等。2011年Creativity誌によって「世界のクリエイター50人」そして2012年Fast Company誌「100 most creative people in business」に選ばれた。
|安野モヨコ|Moyoco Anno|
漫画家。『働きマン』『さくらん』『ハッピー・マニア』などの作品がある。『シュガシュガルーン』で第29回講談社漫画賞を受賞。現在「AERA」で『オチビサン』「FEEL YOUNG」で『鼻下長紳士回顧録』を連載中。
|佐渡島庸平|Youhei Sadoshima|
1979年生まれ。南アフリカで中学時代を過ごし、灘高校、東京大学を卒業。2002年に講談社に入社し、週刊モーニング編集部に所属。『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)など、数々のヒット作の編集を担当する。2012年に講談社を退社し、作家のエージェント会社、コルクを設立。
本プロジェクトにおいて、銀行振込での支援希望を頂き、支援終了期日まで、銀行振込での支援を受け付けることになりました。ご希望される方は、「オチビサンプロジェクト 銀行振込での支援希望」の件名で、 下記アドレスまでメールにてご連絡ください。担当者より、折り返し手順についてご案内させていただきます。 [email protected]
※上記のメールアドレスをクリックするとお使いのメーラーが立ち上がります。
※ご連絡の際には、PCのメールアドレスよりご連絡ください。