今年の11月に東京の原宿にあるギャラリーYOD TOKYOで開催予定の個展に向けて、新しい作品として「木彫りくま」を制作したいと思っています。応援していただけますと幸いです。
無事目標支援額50万円を超えておりますが、引き続き支援は募集しております。
次の目標として、総支援額150万円を達成しましたら、ささやかではありますがTシャツプラン以上のご支援いただいた方にもれなくステッカーを追加でプレゼントいたします。
※今回目標額よりも集まった支援につきましては、今後の制作に充てさせていただけますと幸いです。
▲ステッカーのイメージ
はじめまして、前田敏幸と申します。幼少期から独学で絵を描き続けてきました。
ご縁があり大学在学中から村上隆氏が率いるKaikaikikiで5年間勤務したのち、2018年、当サイトGREENを運営する株式会社ワンモアに就職、現在に至ります。
▲オフィスの壁画_2022年 富士通株式会社
ここ数年は、"くま" をモチーフに絵を描いています。
元々くまを描く前はもう少しストレートに「生や死」について表現していました。難しいテーマゆえになかなか理解を得られず、日の目を見る事のない長い期間が続きました。
2020年のコロナ禍、本当に降ってきたかのように突然自分の中で現れたくまが妙に気になり、それをそのまま30x30cmの小さなキャンバス作品にしました。
▲最初の作品の画像
今思うと骨董品を集めるのが趣味で、何故かくまのモチーフが多かったりしたので、無意識下で気になっていたのかもしれません。もちろん犬や猫を試しに描いた事もありましたが興味は湧きませんでした。
山の神様として捉えられたり、皆から愛されるキャラクターが多くいたり、ただ一般社会では害獣扱い、実際日本で唯一人間を襲う動物で恐れられていたり。親近感を覚えたと言うか、愛想もなく目線も合わず、口元を閉ざしている。怒っているのか憂いているのか。
そんな訳の分からない存在に人生をかけるのも面白いと思い、描き続けていましたが
そのくま作品をきっかけに、海外のギャラリーから国際アートフェアやグループ展の出展など誘いをいただく機会が増え、暫く韓国や台湾などで重点的に活動する事になりました。
急に表舞台に引き上げられたかのような、このくまの存在は作者である自分自身にも大きな変化を与えました。
▲アートフェアの展示風景
その最中、子どもを授かり、育児に仕事も重なりしばらく発表ができない期間もありましたが、去年2年振りに日本で開催した個展は沢山の人達の協力もあり、幸いにも完売となりました。
▲日本での個展のようす
▲YouTubeチャンネル登録者19.3万人の美術紹介動画クリエイター耳で聴く美術館さんに、当時の個展をご紹介いただきました。
自分自身、特にペインティングにこだわっていた訳ではなく、常に様々な表現方法を模索していました。
過去に立体作品を作る相談は頂いていましたが、海外のギャラリーとの契約が多かったため、コミニュケーションの問題で頓挫するケースばかりでした。
どうせやるなら自分しか作れない立体作品を作ってみたいと考えていたある日、棚に飾っている、妻が骨董市で娘に買った小さな木彫りのくまが目に入りました。
急に腑に落ちて、これだと思いました。
▲きっかけになったおもちゃの木彫りのくまの写真
北海道の土産物でよく見かける木彫りのくまですが、土産とは違う側面も生み出せるのではないかと考えました。木で何かを創り出すという日本らしさ、職人の腕1つで生み出される時代に逆らうアナログ感。
木は他者の受け取り方で、ただの植物、素材から仏像など長く愛される存在にもなり得る。ただ木を彫っていればいい訳ではなく、文脈・伝統がなによりも大切であると考えました。
・本場、北海道で生業としている本物の木彫りくま職人に作ってもらう事
・木は北海道で育ったものを使用
それを自分の中の条件にして準備を進め始めました。
まずは自分のくまを彫ってくれる人を探すのが何より大変でした。
技術が長けている事よりも、自分がやろうとしている事を理解してくれる柔軟な思考を持った人である必要があったためです。
門前払いもありえるだろうし、なんでもやりますと言うような人でもいい訳ではない、作業の一環で作られてしまっては、良い作品にはならない。
ネットでリサーチを続けていると、ある若手の木彫りくま職人の記事が目に止まりました。家は3代続けて木彫りに携わっており、「木彫りくま職人」は業界では70歳で若いと言われる世界で、自分とほぼ同年代の木彫りの熊職人川口直人さん。新しい事に挑む事に抵抗がない柔軟な人だと感じました。木彫りくまの今後について考えている人で、この人と一緒に作りたいと思い問い合わせをしました。
▲職人さんの工房の様子
後日オンラインでお打ち合わせをさせて頂いたところ、制作に快諾をいただきました。
まずは小さいサンプルを作って頂きたい、と依頼。
展開図や資料を共有して連絡を待ちました。
目の表現には課題は残りましたが、とてもかわいいくまの写真が届きました。
この職人さんとならきっと良い作品が作れる、と確信を得ました。
▲今回ご協力いただく、木彫りのくま職人の川口直人さん photo by 大橋秦之さん
木彫り熊のポージングについて、娘が一人で立ち、歩くようになったこともあり、職人さんと相談してシンプルな立ちのポーズを採用しました。
作品は身長40-50cmの大きさで作っていただく予定です。
完成作品は11月に東京の渋谷にあるギャラリーYOD TOKYOで開催予定の個展にて展示を考えています。
今も細部についてディスカッションを続けています。
最初にも少し述べましたが、当サイトGREENを運営する株式会社ワンモアに就労しており、クラファンについて作家の枠だけで見れば自分が日本で一番理解していると自負しています。
プラットホーム側、クラファン実行を考える作家側、それぞれの視点を持っているのは強みになるのではと日々考えていました。そんな事もあり、どうせここで働いていくのなら画家や表現を生業としている人達のクラファンに対するハードルを下げたいと思い始めました。
理由としては、知人の作家達がクラファン実行に興味を持ってはいるものの、やり方が分からず踏み切れなかったり、これは知らない作家の話しですが、違うサイトで苦戦しながら、身を削りながら挑戦している作家を多く見かけてきたからです。
正直なところ、失敗に対する不安やクラファンを行う事で周りからどう思われてしまうかなどもあり、自分自身が実際に行動を起こすまで4年という期間を要しました。それだけ難しい事であると知っていたからです。それでも自分があらゆる方法を試し、一つ結果を残す事ができれば、成功事例を持った作家がバックヤードにいるなら、クラファンを試そうと思えるきっかけになるのではと。クラファンが作りたい作品を作る方法の、新たな一つの選択肢になればいいなと思っています。
今回の原宿の個展では、変わらずテーマとして置いているのは死生観です。
重いテーマでもあるので主張が強くなりすぎないよう、計算して組み立てています。
当たり前の毎日を、違う視線で捉えられるきっかけになればと思います。
今後の活動としては、原宿での個展の他に大阪でのグループ展、韓国のアートフェア。まだ確定ではありませんが六本木での個展、欧米での展示会の話しが来ています。
引き続き海外でのアプローチを積極的に続けて、いつかNYで大規模な個展を開けられればと考えています。
自分や作品を見てくれている人がいる、それだけで生きるに値する原動力になります。
未熟者で見苦しい時もあるかもしれませんが、常に面白い表現を模索したいと思っています。
引き続き応援をいただけると幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
◆経歴
1990年 大阪府八尾市出身
2009年 神戸芸術工科大学 VD学科入学
2012年 渡米
2013年 帰国
2014年 神戸芸術工科大学 vd学科卒業
2011〜2018年 現代美術家 村上隆が率いるkaikaikikiに勤務
2018〜現在 クラウドファンディングサイトGREENを運営する株式会社ワンモアに勤務
◆活動歴
2010年 個展 マエダトシユキ (旧神戸生糸検査所/神戸)
2012年 個展 toper (sloope/神戸)
2013年 個展 PUZZLE(ART SPACE AZITO./神戸)
2014年 日本アンデパンダン展(新東京美術館/六本木)
2017年 Natsuki Katsukawa & Toshiyuki Maeda(gallery petitluxe/銀座)
2018年 個展 FICTION (gallery SANAGI/新宿)
2021年 Born New Art(渋谷スクランブルスクエア/渋谷)
2021年 個展 noise(blankgallery/高円寺)
2022年 BEYOND(333gallery/台北)
2022年 HIFIVE(SHABI WORKSHOP/ソウル)
2023年 個展 EXTRA(DDD art gallery/下北沢)
◆壁画制作歴
2017年 NTTデータMSE(品川)
2018年 NOMAL(中野)
2019年 正秦苑(三軒茶屋)
2019年 DE-SIGN(銀座)
2021年 大昌鉄工所(四国中央)
2022年 富士通株式会社(川崎)
◆アートフェア参加
2021年 ART TAIPEI(台北)
2022年 ART TAIPEI(台北)
2023年 ART ASIA FUKUOKA(福岡)
2024年 ART BUSAN(韓国)
◆YOD TOKYOについて http://yoded.com/
YOD TOKYOは2022年にオープン。大阪の2店舗であるYOD GalleryとYOD Editionsの融合体として、これからも作家とともに新たな価値観・表現を国内外へ積極的に発信していく。
写真・絵画・彫刻・インスタレーションなど、ジャンルを問わない展覧会を開催し、さらに次世代の文化の発信地として機能することを目指して、様々な活動を行う。
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1,000円 お礼のメッセージプラン
お礼のメッセージ
8,000円 オリジナルTシャツプラン
・お礼のメッセージ
・CF限定半袖Tシャツ
サイズはS/M/L/XLからお選び頂けます。
印刷は背面になります。使用ボディ_United Athle 5.6oz 5001-01
▲CF限定半袖Tシャツ
15,000円 限定くまグッズまとめてプラン
・お礼のメッセージ
・CF限定半袖Tシャツ
・8cmCF限定アクリルキーホルダー
・8cmステッカーシール
・ギャラリーの壁にお名前のクレジット
▲CF限定アクリルキーホルダー サンプル
▲8cmステッカーシール イメージ
55,000円 限定10名 21x21cm ランダムに届くドローイングプラン
・お礼のメッセージ
・CF限定半袖Tシャツ
・8cmCF限定限定アクリルキーホルダー
・8cmステッカーシール
・ギャラリーの壁にお名前のクレジット
・21x21cm ランダムに届くドローイング(額装込み)_※納品に半年のお時間を頂きます
紙に色鉛筆で描いたくまを額装しお送りいたします。
くまのポーズ、数など指定はできません、作者のお任せとなります。
▲作品サンプル
77,000円 限定5名 45x45cm版画作品プラン
・お礼のメッセージ
・CF限定半袖Tシャツ
・8cm CF限定アクリルキーホルダー
・8cmステッカーシール
・ギャラリーの壁にお名前のクレジット
・45x45cm版画作品1点(サイン・エディションナンバー記載あり)_※納品は個展終了後の12月になります
前回の東京個展で反響のあった『クシャクシャ』作品を、工房にて絵の具で刷られる印刷技術、シルクスクリーンプリントを用いてポスターにします。
図案のサイズが45x45cmとなっており、実際の版画サイズは45cmより大きくなります。次回東京の個展にて数量限定で販売予定もございます。
▲作品サンプル
220,000円 限定7名 41×41cm ナンバーセミオーダープラン
・お礼のメッセージ
・CF限定半袖Tシャツ
・8cmCF限定アクリルキーホルダー
・8cmステッカーシール+
・ギャラリーの壁にお名前のクレジット
・41×41cm ナンバー(サインあり。背景色・くまを選択、支援者の希望する数字を入れるセミオーダー)※納品に1年のお時間を頂きます
木製パネルにキャンバスを張り込んで、アクリル絵具で描かれたキャンバス作品となります。
社会人になり、今まで避けてきた数字について沢山考えさせられてきました。数字の持つ普遍的な強さに興味が湧き、
これまでオーダー作品の依頼をお断りしてきたのですが、セミオーダーという形で支援者さんと合作するのも面白いと思いリターンとしてご用意しました。
4桁の数字を共有いただき制作いたします。同じ数字は作らないので、先着順での確保となります。ご支援の際、数字の候補を2つ記入していただきます。
子どもの生まれた時の体重や記念日など、限られた人にしか理解できない、それでも意味をもつ数字を是非教えてください。
350,000円 限定3名 80×80cm ナンバーセミオーダープラン
・お礼のメッセージ
・CF限定半袖Tシャツ
・8cmCF限定限定アクリルキーホルダー
・8cmステッカーシール
・ギャラリーの壁にお名前のクレジット
・80×80 ナンバー(サインあり。背景色・くまを選択、支援者の希望する数字を入れるセミオーダー)※納品に1年のお時間を頂きます
木製パネルにキャンバスを張り込んで、アクリル絵具で描かれたキャンバス作品となります。
社会人になり、今まで避けてきた数字について沢山考えさせられてきました。数字の持つ普遍的な強さに興味が湧き、
これまでオーダー作品の依頼をお断りしてきたのですが、セミオーダーという形で支援者さんと合作するのも面白いと思いリターンとしてご用意しました。
4桁の数字を共有いただき制作いたします。同じ数字は作らないので、先着順での確保となります。ご支援の際、数字の候補を2つ記入していただきます。
子どもの生まれた時の体重や記念日など、限られた人にしか理解できない、それでも意味をもつ数字を是非教えてください。
400,000円 限定3名 1/2スケール木彫りくまプラン
・お礼のメッセージ
・CF限定半袖Tシャツ
・8cmCF限定アクリルキーホルダー
・8cmステッカーシール
・ギャラリーの壁にお名前のクレジット
・20cm 作品と同じデザインの1/2スケール木彫りくま※納品に1年のお時間を頂きます
※各作品の発送は半年、1年など長めに設けさせていただいておりますが、グッズはそれよりも早くご用意できればと考えております。